プルタブ回収活動報告


10月27日放送のNHKテレビ放送内容の誤りについて(解説)


 10月27日(木)夜8時15分から8時45分に放送された「所さん!大変ですよ 追跡”プルタブ騒動”」でプルタブは缶から外さない方が良いとのことでしたが正確には誤りです。確かに缶本体とプルタブを一緒に熱再生処理する工場ではわざわざ分けることに意味はありませんし、却って処理効率がおちることになります。しかし、分けて熱再生処理する工場もありますので、そこでは大きな意味を持ちます。以下にその理由を述べます。


 *プルタブ・トップシート・エンドシートの成分は
    アルミニウム95%・マグネシウム5%(JIS No.5182)
 *アルミ缶本体(厳密には「胴」の部分のみ)の成分は
    アルミニウム98%・マグネシウム1%・マンガン1%(JIS No.3004)


 このため沸点差の大きいアルミニウム(2470℃)とマグネシウム(1091℃)のみの合金であるプルタブは、熱を加えて溶かすとマグネシウムは蒸発し、純度の高いアルミニウムが得られます。
 一方本体はアルミニウムと沸点差の小さいマンガン(2061℃)が含まれるため、マンガンがアルミニウムの中に残ることで純度が低くなってしまい利用範囲も制限されます。
 ということで、プルタブと本体を一緒に回収して熱再生処理をすると純度の低い物しか得られないが、プルタブだけで熱再生処理をすると純度の高いアルミニウムを回収でき利用範囲も広がります。このためプルタブだけを回収することは非常に大きな意味があります。


 色々の活動を色々の方々がされている訳ですし、しっかりとした、事実に基づいた取材がなされるべきであると感じました。

 この活動を始めた20数年前、朝日新聞の全国版に「プルタブ回収活動なるものは存在しない」と書かれたため、多くの方から問い合わせがあり、打ち消すのに多大な苦労をしたことを思い出します。



今後も「当プルタブ回収活動」にご協力いただきたくお願い申し上げます。
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